Archicad C++ API ガイド
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APIとは「アプリケーション プログラミング インタフェース」を意味します。 プログラマーがArchicadの機能を拡張 するツール(「アドオン」)を開発するために使用できるソフトウェア開発環境のことです。
Archicadの機能はバージョンごとに拡張されますが、各国の事情または専門分野の需要が異なるので、それだけでAEC市場のさまざまなニーズを満たすことはできません。GRAPHISOFT社の開発ポリシーは、Archicadを”無駄をなくしより効率良く処理できるものに保つこと”です。つまりArchicadをプラットフォームとして、共通に必要とされるコアのAEC機能だけを整えることです。API開発キットは、アドオンの形で必要なカスタム機能を開発できる環境を提供します。アドオンと言っても、開発者が必ずソリューションを一から「組み立て」しなければならないというわけではありません。Archicadのコア機能を利用したり、または標準機能の一部になることも可能です。例えば、DXF/DWG入出力機能や通り芯ツールなどは標準機能の一部としてArchicad製品に組み込まれています。
建築や建設業界の共通機能に加え、各国や地域別に設計、構造または法規などに特徴があります。GRAPHISOFT社では、ローカルパートナーと緊密に協力し、実務にあった「ローカル」機能を開発していただくことを期待しています。
Archicadがベースとなる特殊分野向けの機能開発のニーズが高まっています。例えば、ログハウス設計、2X4などのソリューション提供など、特殊分野での対応はGRAPHISOFT社の開発戦略目標の一つです。
近年、Archicadを利用する大手企業が増えているため、カスタマイズの需要が増しています。 APIを活用して、企業のニーズに合ったカスタム開発が可能です。
Archicadをカスタマイズする手段はAPI開発だけではありません。GDLプログラミングによるカスタマイズも可能です。また、GDLオブジェクトとAPIアドオンを組み合わせて開発することは、Archicadの機能を強化する最も有効な方法の一つです。これらのプログラミング手法は、幅広いツールを提供でき、AEC市場におけるさまざまな問題を解決することが可能となります。
API開発者は、CまたはC ++プログラミング言語の経験が必要です。また、Archicadの基本機能について十分ご理解いただくことが前提です。
API開発キットの目的は、開発者にBIMデータにアクセスまたは変更できるアドオンを開発する手段を提供することです。 API開発キットは機能に応じて4つの主要なグループに分けられます。
これらの機能により、BIMのデータベースにアクセスし、変更することができます。 APIキットにあるElement Testサンプルをご参照ください。
これらの機能により、アドオンでグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を作成できます。 VIPツールにあるプロファイラー機能は良い例で、 OSプラットフォームに依存しないDialog ManagerとAPIの入力機能が利用されています。
これらの機能によって、Archicadの「操作イベント」を取得することで、アドオンをArchicad環境に緊密に統合できるさまざまな可能性が実現できます。簡単な例では、ユーザーのお気に入りの選択を保存して復元できるような選択アドオンで、すべての選択変更をキャッチし(選択、選択解除)、それに応じてインタフェースのステータスを変更します。
GDLなどの開発を容易に行うことができます。 これに関する良い例は、LibPart testのサンプルアドオンをご参照ください。
こちらに詳しい手順を紹介していますのでご覧ください。
こちらに詳しい手順を紹介していますのでご覧ください。
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